
WalletFi(AAウォレット)とは?シードフレーズ不要でNFTになる次世代Smart Walletの革命
こんにちは、アールグレイです。
今日は、ちょっと未来の話をしようと思います。
あなたのウォレットが、まるで銀行アプリみたいに使いやすくなったらどうでしょう?
しかも、それ自体がNFTとして売買できたり、シードフレーズを覚えなくてもよかったりしたら...?
そんな夢みたいな話が、実は「WalletFi」(AA ウォレット/Smart Wallet)という新しいコンセプトで現実になりつつあるんです。
WalletFi(AA ウォレット)って何?普通のウォレットと何が違うの?
まず、WalletFiという言葉を分解してみましょう。
「Wallet(ウォレット)」と「DeFi(分散型金融)」を組み合わせた造語なんですが、より正確には「AA ウォレット(Account Abstraction Wallet)」や「Smart Wallet」と呼ばれています。
従来のウォレット(EOAと呼ばれるもの)って、正直使いづらいじゃないですか。
12個とか24個の謎の単語(シードフレーズ)を紙に書いて保管しなきゃいけないし、それを失くしたら全財産パーになっちゃう。怖すぎますよね(笑)。
でも、WalletFi(AA ウォレット)は違います。Account Abstraction(アカウント抽象化)という技術を使って、ウォレットをスマートコントラクト化しちゃったんです。
えっ、ウォレットがNFTになるの?
ここからが面白いところです。
WalletFi(Smart Wallet)の最大の特徴は、ウォレット自体をNFTとして発行できること。
つまり、OpenSeaみたいなマーケットプレイスで売買できちゃうんです。
「えー、それって危なくない?」って思いますよね。
でも大丈夫。
ちゃんとセキュリティ対策も考えられていて、フロントランニング(取引の先回り攻撃)を防ぐためにウォレットをロックする仕組みもあるんです。
具体的にどう使うの?
- まず、コントラクトウォレット(AA ウォレット)を作成します
- それをNFTとしてミント(発行)します
- Root Walletという管理画面で操作します
- 必要に応じてマーケットで売買したり、人に貸したりできます
つまり、ウォレット自体が「資産」になるってわけです。革命的じゃないですか?
シードフレーズとおさらば!ソーシャルリカバリーって何?
私が一番感動したのはここです。WalletFi(AA ウォレット/Smart Wallet)では、あの面倒なシードフレーズが不要なんです!
代わりに「ソーシャルリカバリー」という仕組みを使います。
例えば、信頼できる友達3人を登録しておいて、もしアクセスできなくなったら、その3人のうち2人の承認でウォレットを回復できる、みたいな感じです。
他にも
- 2FA(二要素認証)でセキュリティ強化
- マルチシグ(複数署名)で大きな取引は複数人の承認が必要
- ソーシャルログインで、GoogleやTwitterアカウントでログイン可能
もう「シードフレーズどこに書いたっけ...」って焦る必要がないんです!
ガス代問題も解決!?
暗号資産を使ったことがある人なら、ガス代(手数料)の高さに泣かされた経験があるはず。特にイーサリアムなんて、送金手数料が送金額より高いこともありますよね(笑)。
WalletFi(AA ウォレット)では、この問題も解決しています。
- ガスレス取引:Paymastersという仕組みで、ユーザーはガス代を払わなくてOK
- バッチ取引:複数の操作をまとめて実行してコスト削減 -
- 他のトークンで支払い可能:ETHじゃなくてUSDCとかでガス代を払える
しかも、zkSyncみたいなレイヤー2技術を使えば、さらにガス代が安くなるんです。
実際に使えるプロジェクトはあるの?
はい、あります!特に注目なのが「Holdstation」というプロジェクトです。
Holdstationがすごい理由
- zkSync上で動作するAAウォレットのパイオニア
- 2024年時点で約50万ユーザーを達成
- 累計取引量は120億ドル超(約1.8兆円!)
- なんと500倍レバレッジの先物取引もできる
- $HOLDトークンでガス代50%割引
しかも2024年末には、AIを統合した「DeFAI(A(i)gentFi)」という新しいコンセプトもローンチ。AIエージェントが自動で資産管理してくれるんです。
まるでロボアドバイザーみたいですね。
2025年5月現在、約28.5万人のアクティブユーザーがいて、着実に成長を続けています。
これ、本物の革命が起きてますよ。
WalletFi(AA ウォレット)のメリットまとめ
ここまで読んでくれた方のために、メリットをまとめておきますね。
初心者にやさしい
- シードフレーズ不要
- ソーシャルログインでアカウント作成
- 銀行アプリみたいな使い心地
セキュリティが強い
- キーを失くしても回復可能
- 柔軟なセキュリティルール設定
- スマートコントラクトによる自動実行
DeFiがもっと身近に
- ガスレス取引で手数料の心配なし
- バッチ取引でコスト削減
- ウォレット内で直接DeFi操作
新しい可能性
- ウォレット自体が売買可能な資産に
- プログラムによる自動化が簡単
- 世界中のDeFiサービスと連携
課題もあるけど、未来は明るい
もちろん、良いことばかりじゃありません。課題もあります。
- ガス料金の変動(でもzk-rollupsで緩和されつつある)
- 規制対応(各国の法律に合わせる必要がある)
- まだプロジェクトが少ない(でも急速に増えている)
でも、これらの課題は時間とともに解決されていくはずです。
GameFi、SocialFiの次は、WalletFi!
ブロックチェーン業界では、「〇〇Fi」というトレンドが次々と生まれています。GameFi(ゲーム×金融)、SocialFi(SNS×金融)ときて、次はWalletFi(ウォレット×金融)の時代が来るかもしれません。
ただし、「WalletFi」という呼称はまだ業界標準ではないので、より一般的な「AA ウォレット」や「Smart Wallet」という呼び方も覚えておくといいです。
実際、2023年頃からX(旧Twitter)でも活発に議論されていて、Vitalik Buterin氏(イーサリアムの創設者)もAccount Abstractionを強く推進しています。
まとめ:ウォレットの未来はもうすぐそこに
WalletFi(AA ウォレット/Smart Wallet)は、単なる技術的な進歩じゃありません。
これは、ブロックチェーンを「普通の人」が使えるようにする、本当の意味での革命なんです。
シードフレーズを覚える必要がなくて、ガス代を気にしなくてよくて、銀行アプリみたいに使えて、しかもウォレット自体が資産になる。
こんな未来、ワクワクしませんか?
この記事のポイント
- ✓WalletFiは「Wallet + DeFi」の造語で、より正確には「AA ウォレット」「Smart Wallet」と呼ばれる次世代ウォレット
- ✓Account Abstractionを活用し、シードフレーズ不要でソーシャルリカバリーが可能
- ✓ウォレット自体をNFTとして発行・売買可能で、OpenSeaなどのマーケットで取引できる
- ✓ガスレス取引、バッチ処理、他トークンでのガス代支払いが可能
- ✓代表プロジェクトのHoldstationは2024年に約50万ユーザー、累計取引量120億ドル超を達成
- ✓500倍レバレッジ取引、AI統合DeFAI(2024年末ローンチ)など高度な機能も提供
- ✓GameFi、SocialFiに続く新トレンドとして、ブロックチェーンの大衆化を促進
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