
DeFi市場が復活!王者AAVEの始め方からV4の革新的未来まで徹底解説
こんにちは、アールグレイです。
みなさん、最近DeFiへの資金流入がまた活発になってきているの、気づいてました?
2025年7月現在、DeFiのTVL(Total Value Locked)が約1,400億ドルまで回復してきたんです。
これ、めちゃくちゃすごいことなんですよね。
だって、2022年の暗号資産冬の時代には400億ドルまで落ち込んでいたんです。
つまり、3倍以上に成長したってことです!
DeFiの資金流入、今どんな感じ?
まず、過去からの推移をざっくり見てみましょう。
- 2018-2019年:黎明期(TVL 1億ドル未満)
- 2020年:DeFi Summer到来!(年末に150億ドル)
- 2021年:バブルのピーク(なんと2,500億ドル!)
- 2022年:Terra崩壊とFTX破綻で大暴落(400億ドルまで)
- 2023-2024年:じわじわ回復(年末に1,380億ドル)
- 2025年7月現在:1,400億ドル超え!
ピーク時の56%まで回復してきたんです。
まだ半分ちょっとじゃん、って思うかもしれませんが、これって実はすごく健全な成長なんです。
2021年のときみたいな「なんでもかんでもDeFi!」っていう熱狂じゃなくて、本当に価値のあるプロトコルに資金が集中してきているんですよね。
で、AAVEって何がすごいの?
そんな中で、特に注目したいのがAAVEなんです。
AAVEは現在、DeFi全体でTVLランキング1位か2位を争うレベル。
具体的には約328億ドル(約4.9兆円!)もの資金がロックされています。
これ、レンディング(貸し借り)プロトコルの中ではダントツの1位なんです。
競合と比較すると、こんな感じ、
- AAVE:328億ドル
- Morpho:56億ドル(AAVEの約1/6)
- Compound:30億ドル(AAVEの約1/10)
圧倒的じゃないですか?
なぜAAVEは信頼されるのか
実は私も、DeFiを使うときはAAVEをメインにしているんです。
その理由がいくつかああります。
1. 実績がハンパない
AAVEって、2020年のDeFi Summerから今まで、一度も大きなハッキングやバグで資金を失ったことがないんです。
この業界でこれってめちゃくちゃすごいことなんですよね。
TerraもCelsiusもFTXも崩壊したけど、AAVEは生き残った。
これって、技術力とリスク管理の賜物だと思うんです。
2. マルチチェーン対応が充実
AAVEは今、めちゃくちゃ多くのチェーンに対応してます:
- Ethereum(メインで292億ドル)
- Arbitrum(10.8億ドル)
- Avalanche(7.8億ドル)
- Base(6.6億ドル)
- Polygon(3.1億ドル)
他にもOptimismとかBSCとか、主要なチェーンはほぼカバーしてるんです。
3. イノベーションが止まらない
AAVE V3の新機能がまた面白い。
- ポータル機能:違うチェーン間で資産を移動できる
- 高効率モード(E-Mode):ステーブルコイン同士とかETHとstETHみたいな相関性の高い資産なら、もっと効率的に借りられる
- GHOステーブルコイン:AAVEが独自に発行するステーブルコイン
特にGHOは注目ですよね。
MakerDAOのDAIに対抗する形で、AAVEエコシステム内で使えるステーブルコインを作っちゃったんです。
AAVE V4がヤバい!次世代DeFiの本命
そして、ここからが本題!
AAVE V4の開発が進んでるんですが、これがまたヤバいんです。
2025年中頃のリリースを目指して開発中のV4では、本当に革新的な機能が満載なんですよ。
統一流動性レイヤー(ULL)で何が変わる?
まず、統一流動性レイヤー(ULL)っていう仕組みが導入されるんですけど、これがすごいんです。
V3までは各チェーンごとに別々の市場があったんです。
例えばEthereumのAAVEとArbitrumのAAVEは完全に別物として動いていたわけです。
でも、V4では「流動性ハブ」っていう統一された資金プールになるんです。
これの何がすごいかって、資金効率が劇的に向上するんですよ。
今まで各市場に分散してた流動性が一つに集まることで、より大きな借入が可能になります。
例えば、今まではEthereumで100万ドル、Arbitrumで50万ドルしか借りられなかった人が、統合されたプールから150万ドル以上借りられるようになるかもしれないんです。
ハブ&スポーク構造の革新性
次に面白いのが、ハブ&スポーク構造です。
これ、めちゃくちゃ面白いアイデアなんですけど、中央に流動性プール(ハブ)があって、ユーザーが使うインターフェース(スポーク)は誰でも作れるようになるんです。
つまり、例えば「ゲーマー向けAAVE」とか「NFT担保特化AAVE」みたいな特化型のインターフェースを誰でも作れちゃうんです。
でも裏では同じ流動性プールを使うから、資金が分散しない。
これって天才的じゃないですか?
私なんかは、日本人向けに最適化されたスポークとか出てきたら面白いなって思ってます。
クロスチェーン流動性レイヤー(CCLL)の衝撃
さらに、クロスチェーン流動性レイヤー(CCLL)っていうのも導入されます。
これはChainlinkのCCIPを使って、チェーン間の移動を超高速にするんです。
今まではチェーン間移動に数分から数十分かかってたのが、V4では数秒で完了するようになるみたいです。
これ、2026-2027年の実装予定だけど、実現したらDeFiの使い勝手が劇的に変わりますよね。
私が一番期待してるのは、ブリッジの待ち時間にイライラすることがなくなることです。
スマートアカウントで初心者も安心
そして、スマートアカウントっていう機能が本当に革命的なんです。
これ、今までのDeFiの複雑さを一気に解決してくれる可能性があるんですよ。
まず、スマートアカウントって何かっていうと、簡単に言えば「賢いウォレット」みたいなものです。
今までのウォレットって、単に資産を入れておく「財布」でしかなかったんですけど、スマートアカウントは自動で色々やってくれる「秘書」みたいな感じなんです。
例えば、今のDeFiだと、EthereumでETHを預けて、ArbitrumでUSDCを借りて、BaseでまたETHを預けて...みたいに複数のチェーンで操作してると、それぞれのポジションを別々に管理しなきゃいけないじゃないですか。
「あれ?Arbitrumでいくら借りてたっけ?」「Baseの清算リスクは大丈夫かな?」みたいに、めちゃくちゃ面倒なんです。
でも、スマートアカウントがあれば、全部のポジションを一つの画面で管理できるようになるんです。
しかも、ただ見れるだけじゃなくて、「全チェーンの健全性を自動でチェックして、危なくなったらアラート出す」とか「最適な借入・返済のタイミングを提案してくれる」みたいなこともできるようになります。
さらにすごいのが、複雑な操作も簡単にできるようになることです。
例えば「EthereumのETHを担保にして、ArbitrumでUSDCを借りて、それをBaseに移動してstETHに交換する」みたいな、今だと何回もトランザクション実行しなきゃいけない操作が、ワンクリックでできるようになるんです。
初心者の方にとっても、めちゃくちゃ優しい機能になりそうです。
「どのチェーンで何をすればいいかわからない」っていう悩みから解放されて、「ETHを預けて利息をもらいたい」っていう目的だけ伝えれば、スマートアカウントが最適な方法を自動で実行してくれる、みたいな世界が来るかもしれません。
セキュリティ面でも進化します。
今のウォレットだと、秘密鍵を失くしたら全部パーじゃないですか。
でもスマートアカウントなら、複数の回復方法を設定できたり、使用制限を設けたり、信頼できる人と共同管理したりできるようになります。
家族で一つのアカウントを管理して、大きな取引には複数人の承認が必要、みたいなこともできるようになるんです。
V3とV4、何がどう進化したの?
AAVE V3からV4への進化をわかりやすくまとめると、まずアーキテクチャが大きく変わります。
V3ではチェーンごとに別々の市場だったのが、V4では統一流動性ハブになります。
これによって、今まで分散していた資金が一つにまとまって、より効率的に使えるようになるんです。
クロスチェーン機能も大幅に強化されます。
V3のポータル機能は限定的でしたが、V4では完全なCCLL統合により、チェーン間の移動がシームレスになります。
ガス代も劇的に下がります。
特にL2では、V3で5〜10ドルかかっていたのが、V4では1ドル以下になる見込みです。
これ、頻繁に取引する人にとってはめちゃくちゃ大きいですよね。
さらにAaveネットワークも!?
なんと、AAVEは独自のL2ネットワークも計画してるんです。
GHOをガス代として使用して、AAVEトークンでバリデーター運営するっていう、完全にAAVEエコシステムで完結するネットワークです。
これが実現したら、もうAAVEは単なるレンディングプロトコルじゃなくて、DeFiの基盤インフラになっちゃいますよね。
「Aave 2030」っていうビジョンの一部らしいんですけど、本当に野心的で、めちゃくちゃワクワクします。
日本からAAVEを使うには?実際の流れを解説
「でも、日本からどうやってAAVE使うの?」って思いますよね。
実は結構シンプルなんです。
私がよく使ってる方法を紹介しますね。
基本的な流れ(Ethereumチェーンの場合)
国内取引所でETHを購入
- CoincheckとかbitFlyer、GMOコインなどで口座開設
- 日本円を入金してETHを購入(私はGMOコイン使ってます。送金手数料無料だから!)
MetaMaskにETHを送金
- MetaMaskウォレットをインストール(まだの人は必須!)
- 取引所からMetaMaskのアドレスにETHを送金
- 最初は少額でテスト送金するのがオススメ(私も最初ビビって0.01ETHで試しました笑)
AAVEに接続
- AAVEの公式サイト(app.aave.com)にアクセス
- 「Connect Wallet」でMetaMaskを接続
- あとは預けたい資産を選んで「Supply」をクリック!
実際に使ってみる
- ETHを預けて利息をもらう
- 預けたETHを担保にUSDCとか借りる
- ガス代(手数料)用のETHは常に残しておくこと!
他のチェーンを使う場合
最近はガス代の安いチェーンも人気です。
最近AAVEも対応して、使いやすくなりました。
例えば、
- ETHをArbitrumにブリッジ(公式ブリッジかRangoなどのアグリゲーター使用)
- AAVEでArbitrumネットワークを選択
- ガス代がEthereumの1/10くらいで済む!
- Coinbaseが作ったL2チェーン
- ETHをBaseにブリッジ
便利なツール:Rango Exchange
Arbitrumの場合: Baseの場合:
チェーン間の移動って面倒じゃないですか?
そんな時は「Rango」っていうアグリゲーターが超便利です。
- 70以上のチェーンに対応
- 最適なルートを自動で選んでくれる
- 一回の操作でチェーン間移動が完了
例えば、「EthereumのETHをAvalancheのUSDCに変えたい」みたいな時も、Rangoなら数クリックでOK。
めちゃくちゃ楽です。
注意点(大事!)
- 必ず少額でテスト:最初は必ず少額で試してください。私も最初は0.01ETHとかでテストしました
- ガス代を残す:取引にはガス代が必要。ETHを全部使い切らないように!
- アドレスの確認:送金先アドレスは必ず2回以上確認。間違えたら戻ってきません
- 税金の問題:DeFiの利益も課税対象。確定申告忘れずに!
DeFiの未来とAAVEの役割
2025年の今、DeFiへの資金流入が再び活発になってきた理由って、やっぱり「本物」が生き残ったからだと思うんです。
2021年のバブル期は、正直言って怪しいプロトコルも山ほどありました。
年利1000%とか、明らかに持続不可能なものも。
でも、そういうのは全部淘汰されて、AAVEみたいな堅実なプロトコルだけが残った。
そして今、機関投資家も含めて、改めてDeFiの価値が見直されてきているんです。
特にAAVEは、
- 透明性が高い(全部オンチェーンで確認できる)
- 中央集権的な取引所みたいに突然破綻しない
- 24時間365日使える
- 誰でも平等にアクセスできる
こういう特徴が、従来の金融システムにはない価値として認識されてきてるんですよね。
V4でさらに進化するAAVEは、もはや単なるレンディングプロトコルを超えて、DeFi全体のインフラになろうとしています。
独自のL2ネットワーク構想も含めて、AAVEの野心的な計画には本当にワクワクしますよね。
まとめ:DeFiはこれからが本番
DeFiのTVLが1,400億ドルまで回復してきたのは、単なる数字の回復じゃないんです。
質の高いプロトコルに資金が集中して、本当の意味でのDeFiの価値が認められ始めた証拠だと思います。
その中でもAAVEは、圧倒的な実績と革新性で、DeFiレンディングの王者として君臨し続けています。
そして、V4という次の進化に向けて着実に前進している。
私自身、これからもAAVEは使い続けるつもりです。
だって、安心して使えるし、何より楽しいんですよね(笑)。
日本からでも、国内取引所→MetaMask→AAVEっていう流れで簡単に始められます。
最初は少額から、慎重にやってみてください。
V4が来る前に、V3で慣れておくのもいいかもしれません。
みなさんも、もしDeFiに興味があるなら、まずはAAVEから始めてみるのがいいかもしれません。
ただし、投資は自己責任で!
私みたいに清算されそうになってヒヤヒヤすることもありますから(笑)。
でも、そういうリスクも含めて、DeFiって本当に面白い世界なんです。
これからのDeFi、そしてAAVEの進化が本当に楽しみです!
この記事のポイント
- ✓DeFi市場の健全な回復:2025年7月現在、DeFiのTVLは約1,400億ドル(ピーク時の56%)まで回復し、2022年の400億ドルから3倍以上の成長を達成
- ✓AAVEの圧倒的な優位性:TVL約328億ドル(約4.9兆円)でレンディング分野1位、2020年から大きなハッキング被害なしの実績、主要チェーンすべてに対応
- ✓AAVE V4の革新的機能:統一流動性レイヤー(ULL)による資金効率の劇的向上、ハブ&スポーク構造で誰でも特化型サービスを開発可能、スマートアカウントによる複雑な操作の簡素化、CCLLによるチェーン間移動の高速化(数秒で完了)
- ✓日本からの利用方法:国内取引所→MetaMask→AAVEの簡単3ステップ、GMOコインなど送金手数料無料の取引所がおすすめ、ArbitrumやBaseなどL2チェーンでガス代を大幅削減可能
- ✓将来性と展望:独自L2ネットワーク「Aaveネットワーク」の構想、DeFiの基盤インフラとしての地位確立を目指す、機関投資家の参入により更なる成長が期待
よくある質問
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