
ドンキにペンギンが!PudgyPenguinsが示すNFTプロジェクトの新しい未来
こんにちは、アールグレイです。
最近、PudgyPenguinsの公式Xアカウントでこんなツイートを見つけたんです。
"Pudgy Toys are now available in Don Quijote,the largest convenience store in all of Japan."
(パジートイズが日本最大のコンビニエンスストア、ドン・キホーテで販売開始されました。)
え、ドンキにPudgyPenguinsが!?って驚きました。
でも、実際に店舗で見かけたという情報はまだ確認できていないので、本当に販売されているかはわからないんですけどね。
ドンキホーテにペンギンが来る!?
公式アカウントの発表を見る限り、PudgyPenguinsのおもちゃ「Pudgy Toys」が日本のドンキホーテで取り扱われることになったみたいです。
ただ、実際に店頭に並んでいるかどうかは、まだ確認できていません。
もし本当だったら、NFTプロジェクトがリアルな商品として、しかもあのドンキで買えるようになるなんて、すごい時代になったもんです(笑)。
でも、そもそもPudgyPenguinsって何?って思う人も多いですよね。
実は、このペンギンたち、NFT界隈では「奇跡の復活劇」として知られる存在なんです。
PudgyPenguinsの波乱万丈な物語
PudgyPenguinsは2021年7月に生まれた8,888体のペンギンNFTコレクションです。
でも最初は、正直言って大失敗だったんです。
創業者のColeThereum氏がゲームや教育本、独自トークンなど、いろいろ約束したんですが、結局何も実現しなかったんです。
コミュニティは怒り心頭で、なんと創業者を追い出しちゃったんです。
プロジェクトの資金も使い込まれていたみたいで、もう終わりかと思われていたんです。
そこに現れたのが、当時24歳の起業家、Luca Netz(ルカ・ネッツ)氏だったんです。
750ETHの大勝負
2022年4月、Luca氏は750ETH(当時約2.5億円)でPudgyPenguinsを買収したんです。
普通に考えたら、失敗したプロジェクトに2.5億円も出すなんて正気の沙汰じゃないですよね。
でもLuca氏は違ったんです。
「当時のビジネスは5ヶ月で600万ドル稼いでいたから、250万ドルで買うのは単純計算でもお得だった」って言うんですから、すごい眼力です。
ただ、その後がまた大変だったんです。
NFT市場が95%も縮小して、イーサリアムも80%下落、ロイヤリティ収入もなくなって、チームの80%が11ヶ月間も無給で働いたそうです。
Luca氏自身も買収金額以上の資金を投入したっていうんですから、本当に崖っぷちだったんです。
フィジカル(物理的)とデジタルの融合戦略
でも、ここからがPudgyPenguinsのすごいところなんです。
Luca氏は「NFTはポンジスキームから脱却しなければならない」という信念のもと、まったく新しいアプローチを始めたんです。
それが「フィジタル(Phygital)」戦略だったんです。
フィジタルって聞き慣れない言葉ですよね。
これは「Physical(物理的)」と「Digital(デジタル)」を組み合わせた造語で、リアルな商品とデジタルの世界をつなげる考え方なんです。
ウォルマートからターゲット、そしてドンキへ
2023年9月、PudgyPenguinsのおもちゃがアメリカのウォルマート2,000店舗で販売開始されたんです。
その後、3,100店舗まで拡大して、さらにはターゲットでも販売開始。
なんと1年足らずで1,000万ドル(約15億円)以上の売上を達成したんです!
100万個以上のおもちゃが売れて、売上は1,300万ドルを超えたみたいです。
NFTプロジェクトがこんな規模でリアル商品を展開するなんて、前代未聞なんです。
そして今回、ついに日本のドンキホーテでも販売開始。
これ、本当にすごいことなんですよ。
だって、NFTを知らない人でも、かわいいペンギンのぬいぐるみとして普通に買えちゃうんですから。
コミュニティを力に変える「OverpassIP」
でも、PudgyPenguinsのすごさはこれだけじゃないんです。
彼らは「OverpassIP」というプラットフォームを作ったんです。
これ、何かというと、NFTホルダーが自分の持っているペンギンのIPを企業にライセンスできる仕組みなんです。
例えば、あなたが持っているペンギンNFTのデザインがおもちゃになったら、売上の最大20%がロイヤリティとして入ってくるんです。
つまり、コミュニティメンバーが実際にビジネスに参加できるってわけです。
これって革命的じゃないですか?
今までのNFTプロジェクトって、「持っているだけで価値が上がる(かも)」っていうギャンブル的な要素が強かったんです。
でもPudgyPenguinsは、実際のビジネスとして収益を生み出す仕組みを作ったんです。
価格で見るPudgyPenguinsの波乱万丈

ここで、PudgyPenguinsの価格がどんなジェットコースターに乗っていたか、ちょっと見てみましょう。
最初は0.03 ETH(当時約1万円)でミントされたんです。
安い!
でも、2021年末にはニューヨーク・タイムズで取り上げられたり、インフルエンサーが拡散したりして、なんと3 ETH(約150万円)まで急騰したんです。
100倍ですよ、100倍!
でも、そこからが大変だったんです。
2022年初めに創業者の資金流用疑惑が出て、価格は1 ETH以下まで大暴落。
みんな「もう終わった」って思ったんです。
ところが、Luca氏が買収してブランドを刷新すると、すぐに2.5 ETHまで回復。
その後、Lil Pudgysとの統合や北米イベントへの出展で認知度が上がって、2023年は3〜6 ETHで安定していたんです。
そして2023年秋、ウォルマートで「Pudgy Toys」の販売が始まると、「これは本物のビジネスだ!」って期待が高まって、2024年秋には最高22 ETH(約1,100万円)を記録!ミント価格から700倍以上になったんです。
2025年初めはNFT市場全体が冷え込んで10 ETH前後まで調整しましたけど、おもちゃの取扱店が3,000店を超えて、日本進出の話も出て、ゲーム「Pudgy World」のベータ版もリリース。
これらの実ビジネスの進展が評価されて、今(2025年7月)は14 ETH前後まで回復しているみたいです。
価格の動きを見ていると、単なる投機じゃなくて、実際のビジネスの成長が価格を支えているのがわかりますよね。
でも、短期的には市場の雰囲気で大きく動くのも事実。これがNFTの面白さであり、怖さでもあるんです。

PENGUトークンとさらなる進化
2024年12月には、Solanaブロックチェーン上で「PENGU」トークンもローンチされたんです。
総供給量は888億8888万8888枚(8が多い!)で、「世界の社会通貨」を目指しているそうです。
NFTの価格も、かつては1ETH以下だったのが、今では17ETH以上、時には25ETHを超えることもあるんです。
日本円にすると、1体1,000万円近くになることも!
これがNFTプロジェクトの未来なのか?
PudgyPenguinsの成功を見ていると、NFTプロジェクトの未来が見えてくる気がするんです。
従来の多くのNFTプロジェクトは、「限定的」「排他的」であることを売りにしていました。
でもPudgyPenguinsは真逆なんです。
誰でもドンキでペンギンを買えるし、NFTホルダーじゃなくても楽しめる。
でも同時に、NFTホルダーにはちゃんと特別な価値(IPライセンスやトークンエアドロップ)を提供している。
つまり、「開かれたコミュニティ」と「ホルダーへの価値提供」を両立させているんです。
そして何より、実際のビジネスとして成立している。
これこそが、Web3プロジェクトが目指すべき姿なのかもしれません。
おわりに
ドンキホーテでペンギンのぬいぐるみを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
そこにはQRコードがついていて、スキャンするとデジタルの世界につながるんです。
これって、まさに未来の買い物体験じゃないですか?
リアルとデジタルの境界線がどんどん曖昧になっていく。
PudgyPenguinsは、その最前線を走っているんです。
あなたは、NFTプロジェクトが成功するために最も重要なのは何だと思いますか?
技術?
マーケティング?
それともコミュニティ?
PudgyPenguinsの物語を見ていると、答えはきっと一つじゃないんでしょうね。
でも、確実に言えるのは、「NFTを買って終わり」の時代は終わったってことです。
これからのNFTプロジェクトは、リアルな価値を生み出し、コミュニティと共に成長していく。
そんな時代が来ているんだなって、ドンキのペンギンを見ながら思うんです。
この記事のポイント
- ✓フィジタル戦略の成功例 - PudgyPenguinsは物理的商品(おもちゃ)とデジタル資産(NFT)を融合させ、1,000万ドル以上の売上を達成
- ✓オープンなビジネスモデル - NFTホルダーでない人も商品を購入でき、同時にホルダーにはIPライセンスやトークンエアドロップなど特別な価値を提供
- ✓グローバル展開の実現 - ウォルマート、ターゲットなど米国大手小売店での販売に続き、日本のドンキホーテへの進出を発表
- ✓Web3プロジェクトの新しい形 - 投機的なNFT売買から脱却し、実際のビジネスとして収益を生み出す持続可能なモデルを構築
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